2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

憧れ

髪伸びたな 割れた毛先眺めたら 交わることなく分かれた 貴方を思い出す 長い髪の先はいつでもあたしじゃなかった ギリギリ手の届かないそこで輝くあなたが 本当に好きだった 舞台から降りたら 小さくて気さくな 優しい貴方に戻って 手に届きそうで でも何気…

戦地の花

画面越しの灰色に ドキドキしてしまう日々 痛めた記憶は くだらない新商品の宣伝で消されていく 空を見上げれば あの人達も見ているだろう景色が広がっている あの場所はどんな音が聞こえていて どんな匂いがして どんなことを訴えてくるんだろう 一生懸命頭…

花束

初めて気づく 上に置かれた花束の重みに 自分が育てて手向けた花は きっと軽かっただろう あぁ、ごめんよ ありがとう さようなら どうしてもっと早く気づかなかったのだろう どうして素直に受け取らなかったのだろう もう光は見えないけど きっとあの花束に…

スマートフォン

画面から顔を上げたとき いつもの何倍もの鋭さでモノが語りかけてきた気がした。 これまで見過ごしてきたものたちは、 一体幾つになるのだろうか。 自分を生み出すことは、 なんかとっても辛いことでずっと逃げてきた 目の前の画面を眺めながら、やり過ごし…

限度いっぱいの汗を 吸い込んだ夏の空気が 今は体にまとまりつくのが 鬱陶しい 深呼吸して もう一度見てみる いつもと同じ道と空が ずっと広く伸びていた

【歌詞】桜隠し

慣れた道を行く 白くて 別の景色 自転車は押して行く ひとつふたつ腕に乗る そして消える小さい花 駅が見えてくる 君と行く 最後の道 突然 僕の前にくる 当たり前の毎日 との別れ 降るはずのない雪が言う これからは別の空間になる 君はまたは微笑んで 見た…

【歌詞】ふとしたハッピーエンドを

定時おわり いつもの帰り道 コンビニの前 思い出す 気づけば君が 「飲みたい」って言ってた 缶ビール2本 ぶら下げていた 隣で見た流れ星には内緒で 永遠なんて言葉つぶやいてみた 不釣り合いと 言われても仕方ないな 眩いだけの 毎日だ 坂の先 橙が揺れる あ…

【歌詞】(共作)404

ありがちな春も過ぎ 揺蕩う街並みの中で 僕だけが孤独だと 君が見知らない空を見上げる 生活が織り成す街は 少し移り変わり 変われない僕だけがいる 刻みつけたはずの痛みはそっと消える 柔らかな風が 吹き込む 混ざる熱 ただ 憧れていた 何もない部屋の中の…

【歌詞】ホロウ

くだらない哲学を 紡いで歌にする それで繋いでく 正しく泣いている ギターと 煙たい言葉 白紙を黒く染める とうに期限は切れてる 魔法のランプを 今日も 擦って生きる 裁きはこの夜を待つ先にあるかい? 歪んだままの 僕の形は いつか 君に暴かれるだろう …

【歌詞】アルストロメリア 2020

雨は好きな方だ 音と匂いに守られて 何度も読んだページ捲って 今日もやり過ごしていく いつの間にか進み方を忘れた ガラス越しの君に ずっと憧れていたみたいだ 同じ歌を繰り返す わかりきってることばかりの世界 曖昧なままでいたい 晴れた空は怖いんだ な…

【歌詞】雨心地 2017

錆びたドアの向こう 僕らの素敵な秘密基地 淡い夢の中に浮かぶ 白い月と歩く 涙で満たした帰り道 あの子も今頃上見て泣いてるかな 遅れた時計ももうすぐ追いつく なりたくないって思ってた 大人になる ありがとう さようなら 明日はもう無い ダンボールに染…